女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の19日放送の第140話が19・1%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、伊能(高橋一生)は辞表を置き立ち去ろうとするが、帰社した風太(浜田岳)に理由を問われる。自分がいる限り映画台本が検閲に通ることはないと述べる伊能に風太は、てん(葵わかな)の側にいてやってほしいと頭を下げる。伊能を探して事務所に来たてんとトキ(徳永えり)は、アメリカ行きを考えている伊能を説得する。しかし、最先端の映画や娯楽への情熱を語る伊能を見て、てんは北村笑店の社員として視察に行くことを提案する、という内容だった。