米ポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(39)が米国時間の25日、トランプ大統領との10年前の情事について告白し、注目を集める中、ダニエルズの弁護士は今後2~3カ月の間に、トランプ氏に宣誓証言させる計画であることがわかった。

 マイケル・アヴァナッティ弁護士が米情報サイトTMZに語ったところによると、トランプ氏にとって最大の問題は、情事そのものではなく、同氏がダニエルズに口止め料として13万ドル(約1370万円)を支払ったことや、ダニエルズが2011年、「情事について口外するな」と何者かに脅されたことを、同氏が知っていたかどうかなどの点にあるという。

 さらに同弁護士はTMZに、ダニエルズがトランプ氏との間で交わした守秘義務の協約を無効にするよう、連邦裁判所に求める訴えを起こしたが、トランプ氏は同訴訟を棄却させたことで、逆に自らを追い込んだと語っている。

 同サイトによると、関係者らは、連邦裁判所がトランプ氏に対し、法廷で宣誓証言させる可能性が高いとみているようだ。過去に不倫スキャンダルの渦中にあったビル・クリントン元大統領が、宣誓証言でウソをついたとして弾劾された例もあり、トランプ氏も宣誓証言の場に立たされることで、窮地に立たされる可能性もありそうだ。(ニューヨーク=鹿目直子)