浅草キッドの水道橋博士(55)が、ビートたけしの事務所独立の“真相”を明かしたことについて「まだまだ、何発も残っている」とした。

 水道橋博士は1日、つまみ枝豆(59)ダンカン(59)グレート義太夫(59)らとともに「オフィス北野 たけし軍団一同」としてそれぞれのブログで声明文を発表。たけしが事務所を退社、独立する発端となったのは、(1)オフィス北野の森昌行社長がたけしに相談なく大株主グループから株式を買い取り筆頭株主になった(2)森氏らの役員報酬が容認しがたいほど高額で承認株主総会が開催されていない-の2つだったとした。

 2つとも数年前に話し合われたが、昨年9月末決算で同社が赤字に転落したため、今年2月11日に森氏、たけし、軍団、公認会計士が集まり財務状況などをチェックしたという。社員の給与が引き上げられた一方、プロモーション不足で井手らっきょが故郷熊本に活動拠点を移さざるを得なくなったアンバランスな状況を森氏に指摘。関連事業の赤字や、その他手続き上の不備なども含め、森氏の経営方針がたけしの意に沿わなかったという。

 水道橋博士は声明文発表後、ツイッターを更新し、「井手らっきょさんが熊本へ帰ることを聞き、初めて内部事情を知り、『なんで言ってくれなかった』と涙を流したビートたけしの漢気がやっと報われた」と、たけしが井手の件で心を痛めていたことを明かした。

 森社長はたけし軍団メンバーの声明文発表に対し、「このような文書が一方的にネット等を通じて流されたことに、驚きを禁じ得ません。内容に関してもきわめて不本意であるので、あらためて対応いたします」とコメントしたが、水道橋博士は「まだまだ、何発も残っているがよぉ」と“二の矢、三の矢”があることを示唆。「ホントに今回の件に比べれば、太田光、岡村くんとの抗争はママゴトだったなー」と、自身が爆笑問題の太田光とナインティナイン岡村隆史とラジオ番組などを通じて繰り広げたバトルを引き合いに出し、「それどころじゃない状況で、あんなのは逃避の遊びに決まっているもの」と、今回の問題はさらに深刻かつ泥沼化する可能性があることをうかがわせた。