スティーブン・スピルバーグ監督(71)が05年「宇宙戦争」以来13年ぶりの来日を果たし、18日、都内で最新作「レディ・プレイヤー1」(20日公開)のジャパンプレミアに出席した。

 「E.T.」「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」「インディ・ジョーンズ」などを手掛けたスピルバーグ監督の最新作。2045年、人々の日常となったVRの世界「オアシス」を舞台に、「オアシス」創設者の遺言に基づき勃発する、膨大な遺産をめぐる世界的な争奪戦を描いた物語だ。

 ファン500人が待つレッドカーペットに登場すると、30分間以上、丁寧にサインに応じた。

 スピルバーグ監督は「日本のポップカルチャーのいろんな要素が含まれています」と作品をPR。さらに「日本は(前回の来日から)変わっているところもあると思うけど、人々が礼儀正しく、互いに礼儀を払う国。皮肉がないのが私の母国と違います。今作は私の作品の中でいちばん皮肉が少ないので、日本人に合っているのでは」と話した。

 主演のタイ・シェリダン(21)ヒロインのオリビア・クック(24)もそろって初来日。主要キャストとして出演する森崎ウィン(27)も登壇した。シェリダンは「すばらしく美しい映画です。2018年の今の世界に関連のあるストーリーだと思うので、この映画からいろんなものを感じていただきたいです」、クックは「日本に来られてうれしい。なるべく大きなスクリーンで見てください」。森崎は「キャスト監督をはじめ、このステージに立てていることが幸せです。今夜は僕にとって忘れられない、眠れない一夜となります」とスピーチした。