大阪・柏原市の「かしわら笑顔大使」を務めるタレント間寛平(68)が26日、同市役所で自身の顔がどアップになった「笑顔ポスター」を公開した。市制60周年を迎えた同市のPR活動の一環「寛平ちゃん笑顔コンテスト」の応募用紙。“はげヅラ顔”に、同市に縁のあるものを最低1つ入れれ、あとはヒゲ、髪などを書き込み、遊んでもらう。

 発案者は寛平自身。自分の顔に“いたずら”させるイベントに「聞いたことないでしょ?」とご満悦。「ほんまは“落書き”としたいけど、教育上あかんようで…。でもまあ、そこはね。うまいこと、節度を持って書いてください」と、突拍子もないアート? な作品を歓迎した。

 イベントは5月1日から12月21日まで。応募用紙は市役所など市内各地で配布、出来上がった作品は市内の投函(とうかん)ボックスで回収する。詳しくは同市HPまで。優秀作品には同市と寛平から賞品を出す。

 同市はぶどう、ワインなどが特産品だが、全国的な知名度は低い。寛平は高知出身ながら、同市内の柏原高(現東大阪大柏原高)OBで在学中は野球部だった。「僕は受かったけど、ジミー大西君は滑りました。野球部の先輩にぶどう畑まで連れて行かれてボッコボコにどつかれてね。最後は“ぶどう盗んでこい”言われて、盗んでねえ…。おいしかった~」。当時は悲惨だったが、今となって懐かしい、約50年前の思い出話に声が弾んだ。ちなみに芸名「かんぺい」は「川西くんが2年の時につけてくれた」(寛平)のがルーツだという。

 第2の故郷への思い入れは強く“笑顔イベント”以外にも「もっと何かせんと。夜のぶどう畑を走るナイトマラソンとか」と提案。「セクハラとかパワハラとか、暗いニュースばっかりやし、もっとええニュースを提供せんとあかん。僕個人としては、ノーギャラでもええ。後は(所属事務所の)吉本興業次第です」と訴えていた。