俳優山田孝之(34)女優長沢まさみ(30)が30日、都内でダブル主演する映画「50回目のファーストキス」(福田雄一監督、6月1日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。

 ハワイを舞台に、交通事故の後遺症で記憶が1日しか持たない女性と、彼女に恋をし、毎日告白をし続ける男性のラブストーリー。

 山田は出演オファーについて「18年俳優をやってきて、やっとご褒美が来たなと。福田組で、ハワイで、長沢さんで。しかもこれでお金をもらえる」とニンマリ。長沢も「山田さんとは久しぶりで、ちゃんとお芝居できていなかったので。二つ返事でした」と出演を快諾したことを話した。

 作品は全編ハワイロケで撮影された。長沢は「ハワイで、ずっと浮かれちゃって。私、何やってるんだろうと反省したり」と苦笑い。福田監督から「浮かれた感じが役にぴったりでした」とフォローされると、「そうなんですかね。じゃあよかったです」と安心した表情を見せていた。

 撮影中、共演者の間で長沢の笑い方のまねが流行したという。太賀(25)が首を大きく揺らしてまねしてみせると「そんなんじゃない!本当はもっとひどかった!」と長沢。太賀が「一時みんなでまねしていたので、4人の長沢まさみが長沢まさみが囲む、みたいなこともありました」と笑わせた。

 映画の主題歌を手掛ける平井堅(46)もサプライズで登場した。平井とスペイン料理店で遭遇したことがあるという山田は、「濃い顔の2人がスペイン料理のお店で会っちゃって、面白かったです」と笑った。

 平井は曲について「好きな人が好きでいてくれることを、奇跡として体感している2人。幸せと背中合わせの、壊れやすいものを描ければと思いました」と話した。

 舞台あいさつには、勝矢(42)山崎紘菜(24)佐藤二朗(48)も出席した。