乃木坂４６が、東京・神宮球場と東京・秩父宮ラグビー場の両会場を同時使用する異例の“シンクロ”コンサートを７月６日から３日間開催することが１２日、明らかになった。名古屋市内で行われた握手会イベントで発表した。デビュー６周年を祝うバースデーライブとなる。また、初のドーム＆スタジアムツアー開催も決まった。

　握手会前のミニライブを終えると、会場が暗転した。ステージ両脇のモニターに「特報」と表示され、「神宮球場、秩父宮ラグビー場、同時開催。シンクロニシティＬｉｖｅ」と発表された。

　会場がどよめく中、キャプテン桜井玲香（２３）が「どういうこと？」と戸惑うと、西野七瀬（２３）は「両会場を、メンバーが行ったり来たりするよ…みたいな？」と身ぶり手ぶりを交えて推測。桜井は「そんなことってできるの？」と目を丸くした。

　神宮球場と秩父宮ラグビー場は、直線距離で数十メートルとほぼ隣接している。１つのアーティストが両会場でコンサートを同時開催するのは音楽史上初だという。どちらの会場にも出演可能なメンバー全員が登場予定。上演中にメンバーが会場間を行き来するなど、異例の演出も見られそうだ。関係者は「まだ詳細は未定。音響の問題もあるし、これから一番いい形を考えていきます。前代未聞なのは間違いないです」と話している。

　最新シングル「シンクロニシティ」のタイトルにもちなんだ挑戦。未知の領域だが、成功させれば画期的で歴史的な記録となるかもしれない。神宮球場で３・５万人、秩父宮ラグビー場で２・５万人を収容予定で、乃木坂４６史上最大規模となる１日あたり６万人を呼び込み、３日間で１８万人を動員する。

　桜井は「今年の夏も、荒れそうですね。今までにないものが見られると思いますので、皆さんぜひいらっしゃってください！」とアピールした。【横山慧】