フジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)の5月21日第7回の平均視聴率が8・9%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は9・4%、第2回は7・7%、第3回は9・1%、第4回は9・2%、第5回は9・3%、第6回は8・2%だった。

 長沢まさみ(30)演じるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)が、東出昌大(30)小日向文世(64)らが演じる詐欺師とチームを組み、欲望にまみれた悪人たちから大金をだまし取る姿を描く。同局看板ドラマ枠「月9(ゲツク)」に主演するのは、07年「プロポーズ大作戦」以来11年ぶり。今回はキャビンアテンダントや秘書、海外の大物女優など、さまざまな職業の女性に扮(ふん)する。

 第7話「家族編」のゲストは竜雷太。鎌倉に住む資産家で現在闘病中の与論要造を演じた。与論は、長男の祐弥(岡田義徳)、長女の弥栄(桜井ユキ)、そしてお手伝いの須間聡子(阿南敦子)と共に暮らしている。与論は一見、上品な好々爺といった印象だが、若いころは違法すれすれの株式操作で荒稼ぎした経済ヤクザで、金もうけや女性にしか興味がなかった男。

 とあるバーで、矢島理花(佐津川愛美)という女性から財布をすられそうになるリチャード(小日向文世)。天涯孤独で、夜の仕事を転々としスリにまで手を出すようになった理花に対し、リチャードはまっとうに生きるよう何度も説得したが、彼女は結局、捕まってしまい刑務所に服役してしまう。理花が出所するまで彼女の家事道具を預かることにしたリチャードは、やむなくそれらをダー子(長沢まさみ)の部屋へ。不満をもらしながらも、金目のものを物色するダー子は、理花の母親の遺品から、10億円の資産を子供の誰かに譲るという与論からの手紙を見つける。五十嵐(小手伸也)の調べによれば、理花は与論が愛人に産ませた子供のため、幼いころに血のつながっていない母親や、きょうだいの祐弥、弥栄からひどいいじめを受けており、10歳の時に与論の元を離れたとのこと。ダー子は、刑務所の理花を訪ね、彼女が与論家を飛び出して以来、18年もの間、与論に全く連絡を取っていないことを確認すると、理花になりすまし、与論の10億円の資産を狙うことに。しかし、突然現れた理花に祐弥と弥栄は疑いの目を向ける。ダー子は、DNA鑑定まで求められる…。

 第7話には、竜雷太ら以外にも、中尾明慶、前田敦子がサプライズ出演した。