今月16日に急性心不全で亡くなった歌手西城秀樹さん(享年63)の通夜が今日25日、東京・青山葬儀所で営まれた。

 74年のドラマ「寺内貫太郎一家」で共演し、所属事務所も一緒だった女優浅田美代子(62)は「事務所も一緒でしたし『寺内貫太郎一家』とか青春時代を一緒に過ごした仲間。いろいろ(脳梗塞の)後遺症とかもあったけれど、もっと生きてくれると信じていた」と声を震わせた。

 15年に西城さんが都内で開催した還暦コンサートが、最後に会った場だったという。「本当にスターでしたから。ああいった(脳梗塞で体が不自由な)姿をさらけ出すのは、本人のショックだったと思う。気配りがすごい人なので、さらけ出したのを見て、すごいなと思った。とにかく、歌いたいという気持ちがすごかった」と振り返った。

 そして「お子さん(を残したこと)だけが1番、無念だったと思う。杏奈小さなお子さんを残して、逝ったというのがね…」と語った。「実感が湧かない。本当に亡くなったのかな? 本当にすごい方。とにかく安らかに休んで…。お子さんは奥さんが守ってくれるから」と、まだ西城さんの死が信じられない様子だった。