元夫の俳優船越英一郎(57)から名誉毀損(きそん)で刑事告訴されたタレント松居一代(60)が28日、東京・世田谷の警視庁北沢署を訪れて聴取を受けた。聴取は24日に続き2度目。

 聴取を終えて午後2時半ごろ署から出た松居は、報道陣に向かって一礼。聴取の内容について多くを語ることはなかったが、「正直にすべてをお話ししてきました」と繰り返した。

 この日は銀行の貸金庫に預けていたという証拠の品を紙袋に入れて、同署を訪れた。袋には青いファイルにとじられた厚さ10センチほどの紙資料が入っており、「証拠品の数々もございました。それを全部、提出させていただきました」と話した。

 聴取は午前9時半から、5時間にわたるマラソン聴取だった。「今日はお時間が来たので(終了になった)。お昼も休憩もなしで、今の時間までかかりました」。提出していない証拠がまだあるといい、「これも私もすべてを持ってきたわけではありませんので、これから持って来なくてはいけない。これが私の限界でしたので、今日はここまででした」。さらに「まだ続きます」と、今後も聴取が続くことを明かした。

 松居は昨年、インターネット上に公開した動画で、当時夫だった船越を強く非難し、名誉を傷つけたとして、船越から刑事告訴されている。