日大アメリカンフットボール部の一連の問題をめぐる過熱した報道に苦言を呈している前東京都知事の舛添要一氏(69)が、ネット上でも日大への苛烈なバッシングが繰り広げられている現状に警鐘を鳴らした。

 舛添氏は1日、ツイッターで、日大問題の過熱報道に「この国は、どこかおかしいのではないか」と疑問を投げかけ、「アメフト、日大問題がテレビのトップニュースになることを一番喜んでいるのは、安倍首相ではないか。森友・加計問題などもうテレビは取り上げない。今や世界の悪者は日大であり、北朝鮮でも安倍政権でもトランプでもない。新聞はまだましだが、テレビは酷すぎる。NHKまでワイドショー化している」と苦言を呈した。

 そして3日には、ネット世論についても「日大アメフト部、その監督、コーチ、さらには理事長と、日大全体を憎しみと嫉妬と攻撃の対象とする下劣なバッシングの嵐。先王殺しまで行う韓国人とあまり変わらなくなった日本人。卑劣な集中攻撃を匿名のSNSが拡散する。その間に日本は国際政治の流れに取り残され、滅亡への道を歩んでいく」と警告した。