女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)3日に放送された第80話の平均視聴率が22・7%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、秋風(豊川悦司)は鈴愛(永野芽郁)が描けなかったときを想定し原稿を準備していた。鈴愛の原作に秋風がアレンジを加えた合作だった。その秋風の原稿を見た鈴愛は圧倒された。2週間後、鈴愛は岐阜の実家に電話をかけ、受話器をとった仙吉(中村雅俊)に漫画家を辞めるかもしれないと打ち明けた。鈴愛の苦しみを感じた仙吉は、自らの若いときの話を初めて話した、という内容だった。