山下智久(33)が、約2年ぶりの全国ツアーを9月から開催し、約4年ぶりのオリジナルアルバムリリースも決まったことが4日、分かった。この日、日刊スポーツなどの取材に応じた。近年は俳優としての活躍も目立つ中で、久々のソロ音楽活動に向け意欲を燃やしている。

 山下の久々のソロ音楽活動が決まった。前日3日には、都内のスタジオでアルバム制作についての打ち合わせなどを行ったという。「朝の4時まで、アレンジャー(編曲家)さんと一緒に、ここの音を足したり、変えたり、という打ち合わせをさせていただいてました」と明かした。「責任を持って、積極的に制作に関わっていくつもりです。楽しいですね、やっぱり。ワクワクしながらやっています」と笑顔を見せ、充実感をのぞかせた。

 16年1月にベストアルバム「YAMA-P」リリース後、レコード会社を移籍。今回のアルバムはソニー・ミュージックレーベルズのSMEレコーズからリリースする第1弾の作品となり、11~12月ごろに発売予定だ。近年は、フジテレビ系主演ドラマ「コード・ブルー」シリーズなど俳優としての活動も目立っていたが、撮影などが一段落し、音楽活動を行う準備が整った。「縁があって、いいスタッフさんと出会えてよかったです」と喜んだ。

 今年の4~5月には、プライベートも兼ねて2カ月間米国を訪れ、現地の音楽に触れる機会もあったという。「知り合いが知り合いを呼ぶ形で、向こうのプロデューサーさんとお会いして、せっかくだからと何曲か作ったりしました。勉強になりました」と明かした。今後、本格的な制作活動に入っていく。「僕が楽しいと思ったことを素直に出すような作品にしたい。『とらわれない』がテーマです」と意気込んだ。