落語家立川志らく(54)が、西日本豪雨で被害が迫る中で宴会を開いていた安倍晋三首相や自民党議員らを擁護したとの声に対し、あらためて反論した。

 志らくは11日放送のTBS系「ひるおび!」で、安倍首相をはじめ自民党議員が5日夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎で「赤坂自民亭」と呼ばれる懇親会を開いていた問題について、「国民が非難するのは当然」としたが、「ただ、酒を飲んだことを非難したってしょうがなくて、なぜ自民党の人がのんきに酒を飲むような状況になってしまったのか、こういう被害になるっていうことがあらかじめ推測できなかったのかという問題を究明しないと意味がない。『なんだ酒飲んで、コノヤロー』って感情だけで怒っててもね。自民党の人たちだって国民の命を無視して飲むわけがないわけですから」とコメントした。

 この発言が一部で“自民党擁護”だと受け取られ、批判の声があがっていた。

 志らくは同日、ツイッターで「自民党の飲み会を擁護なんかしてない。国民は非難して当然! と発言してる。政治家やジャーナリストは今回の災害を国が何故想定出来なかったか原因を考え、そこを非難しなきゃしょうがないと言ったまで。それに私がどれだけ自民党を非難してきたと思っているのか」と反論。12日にもあらためて擁護を否定し、「私は長きにわたって自民党を批判して保守系からつるし上げられてきた歴史がある。最近はあまりに野党が酷いから野党非難をしているに過ぎない。だいたい私は支持政党はない。与野党両方に大切な客がいるから。まあ批判というよりちゃかしているだけ。だって落語家だから」と説明した。