15年に放送され大ヒットしたTBS系連続ドラマ「下町ロケット」の続編が10月期(日曜午後9時)に放送されることが18日、分かった。阿部寛(54)が引き続き町工場「佃製作所」の社長・佃航平を演じる。

 同ドラマの原作は「半沢直樹」や「陸王」などの池井戸潤氏の小説「下町ロケット」シリーズの第3弾「下町ロケット ゴースト」(20日発売、小学館刊)。前作は、最終回の平均視聴率が22・3%を記録、15年度放送のドラマで1位を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。阿部の他、立川談春(52)安田顕(44)和田聡宏(41)今野浩喜(39)中本賢(62)谷田歩(42)らも続投する。

 自社が開発したバルブが帝国重工のロケット開発計画で採用されるなど順調な佃製作所だったが、帝国重工の業績悪化や主要取引先からの取引削減通告などでピンチに陥る。そんな中、立川演じる佃製作所の経理部長・殿村の農家を営む父が倒れる。畑仕事を手伝う殿村を見舞った佃は、トラクターに乗る殿村を見て、新たなアイデアが浮かぶ。宇宙から大地へ。佃製作所の新たな戦いが始まる。

 阿部は「自らの夢を社員だけでは無く、全ての仲間達とともに全力で挑戦する等身大の佃航平を演じさせていただこうと思います」と意気込んでいる。