欅坂46が22日、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで、野外ライブ「欅共和国2018」の千秋楽公演を開催した。センター平手友梨奈(17)が欅坂46のワンマンライブに出演するのは、昨年8月の全国ツアー以来11カ月ぶりだった。

 冒頭の「危なっかしい計画」で、ステージ中央まで走り、メンバーと一緒にホースを持って客席に放水した。続く「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」ではりりしい表情でパフォーマンス。ファン1万5000人から大歓声を浴びた。

 場を和ませるようなメンバーたちとのやりとりもあった。トーク中、副キャプテン守屋茜(20)が、この日の朝に富士急ハイランド内のお化け屋敷にメンバーたちで入ったと話し、キャプテン菅井友香(22)が「尾関(梨香=20)が一番怖がってた」と暴露。すると尾関が「てち(平手)が、『しっかり捕まっててね』って言って助けてくれたんです」と明かした。平手は「そんなに私のトーク入れて来ないでいいよ」と照れ笑いし、ファンからは「ヒュ~」と歓声を浴びていた。

 ライブ本編ラストの「風に吹かれても」歌唱後には、ダンサーたちとマーチング風パフォーマンスを披露した。夕暮れの空に、花火が舞った。さらにアンコールの「二人セゾン」では、暗くなった会場に、オレンジと赤のペンライトの光が揺れた。続く「キミガイナイ」「もう森へ帰ろうか」では緑色の光が舞い、幻想的な雰囲気を醸し出した。

 アンコールラストには「ガラスを割れ!」などを披露。赤いジャケットを着た平手が、キレのあるパフォーマンスと鬼気迫る表情で魅了した。さらにダブルアンコールでは、7枚目シングル「アンビバレント」(8月15日発売)も初披露。白のシャツと紺のスカートの衣装でメンバーたちがパフォーマンスした。「アンビバレント」はラップが特長のダンスナンバーで、「二律背反」がテーマ。平手は同曲でもセンターを務めた。

 披露後はメンバー全員が一列になって、菅井が「今日は本当に、ありがとうございました!」とあいさつした。拍手が巻き起こる中、昨年開催された「欅共和国」ライブのDVD&ブルーレイ発売も発表され、さらに大歓声があがった。