石原さとみ(32)が24日都内で、「フェルメール展」(10月5日から来年2月3日まで、上野の森美術館)の記者発表会に出席した。

 石原は展覧会の音声ガイドを務める。「牛乳を注ぐ女」などのフェルメール作品を含む、17世紀オランダの絵画計50点が展示される。現存する作品が35点しかないとされるフェルメール作品のうち、8点が来日することになる。この日はこれまで発表されていた4作品に加え、「手紙を書く女」「赤い帽子の娘」「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの女」の4点の来日が新たに発表された。

 石原は音声ガイドを務めるにあたり、「美術館で音声ガイドがある場合は必ず借りています。大切なものだとよく分かっているので、しっかりとやりたいと思います」と話した。さらに「フェルメールがどういう気持ちで、どういう環境で書いたのかも伝えられたら。なぜ書こうと思ったのか、モデルとなっている人とはどういう関係性なのか、想像の助けになったら」と続けた。

 プライベートの海外旅行では美術に詳しいガイドをつけ、必ず美術館に行くという石原。「芸術の楽しみ方を学んだので、美術館は1人で行くのも誰かと行くのも好きです」と話した。フェルメール作品については「『牛乳を注ぐ女』、これ、すごく想像しちゃうんです。(牛乳びんが)どれくらい重いのかな、『その状態で止まっててください』とフェルメールに言われたのかな、翌日は筋肉痛になったのかな、とか(笑い)。時間をかけて書かれたと思うと、(モデルの女性は)頑張ったな、って思ってしまう(笑い)」と、独特な楽しみ方で笑いを誘った。「どんな見方でも正解だと思います。『私の家ならあの部屋に飾りたい』とか、『この人の表情が好き』とかでも。絵を見て楽しんでいただけるように努めたいと思います」と、たくさんの人に来てもらえるよう呼びかけた。

 石原は5月に、ライブ配信サービス「SHOWROOM」の前田裕二社長(31)との交際が一部で報じられていた。去り際、交際について報道陣から質問されると、「ありがとうございます」と言いながら笑顔で両手を振って降壇した。