25日に放送されたテレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の第3話平均視聴率が12・4%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 初回は11・0%、第2話は12・7%だった。

 東山紀之(51)演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シシリーズの第4弾。今シーズンでは、「刑事資料課」と「捜査一課12係」の二刀流で事件解決に挑む天樹が描かれる。東山のほか、倉科カナ(30)塚本高史(35)吉田鋼太郎(59)北大路欣也(75)田辺誠一(49)白洲迅(25)がメインキャストを演じる。

 第3話のゲストは手塚理美ほか。ある日、森下康子(手塚理美)という女性が刑事資料係を訪れる。半年前に自殺で息子の正隆を亡くしたが、亡くなる1週間前に中古マンションの見積もりを依頼していたことが発覚。そんな矢先の自殺は考えられないと訴える。

 「いつか一課の刑事になりたい!」と夢を語る資料係の野々村拓海(白洲迅)は、自ら事件の再捜査に名乗りを上げ、天樹や青山新(塚本高史)や水田環(倉科カナ)に捜査方法を聞きながら独自に捜査を始める。

 一方、天樹は2課の刑事に未決の詐欺事件の資料収集を依頼される。資料を精査する中、ある仮想通貨詐欺事案に違和感を覚えた天樹は取り調べを見学したいと申し出る。2課が調べる振り込め詐欺と仮想通貨詐欺には、裕福な高齢者ばかりが狙われるという共通点があることに気付き、一連の詐欺グループを束ねる組織の存在を疑うのだった。

 その頃野々村は、法医学教授の堂本俊太郎(北大路欣也)から正隆の体に虐待されたような古傷があると知らされる。いじめの線を考え、野々村は同級生の朝倉に話を聞きに行くが、その後何者かに襲われて行方不明になってしまうのだった。

 白洲迅(25)は資料係の新人を演じ、今シーズンからメンバーに加わった。「入る当初は不安もあった」というが、現場ではすっかりいじられキャラが定着。取材では東山から場の仕切りを任されるむちゃぶりもあったが、「東山さんを筆頭に、最初からこういう感じです」と笑顔を見せていた。