米人気ロックバンド、エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリー(68)が11日、ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで行われた歌手ビリ-・ジョエルの公演に特別ゲストとして出演して演奏した直後に倒れて病院に搬送されたことが明らかになった。

代理人によると、ペリーは公演後に舞台裏で息苦しさを訴え、駆けつけた救急隊員が酸素吸入を行い、気道確保のためにチューブを挿入して救急搬送されたという。現在は意識もあり、呼びかけに反応するなど快方に向かっているというが、現在も入院中で12日にフロリダ州で予定されていた公演はキャンセルとなった。今月中にはステージに復帰できる見通しだという。

ペリーは2016年にもエアロスミスとハリウッド・ヴァンパイアーズの共同公演の際中にステージで倒れて病院に運ばれたこともある。ジョエルは公演前に舞台裏で撮影したペリーとのツーショットをインスタグラムで公開していた。エアロスミスは来春、バンド結成50周年を記念してラスベガスで長期公演を行う予定で、関係者を心配させている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)