女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の13日に放送された第38話の平均視聴率が21・6%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、「たちばな塩業」の社員の岡(中尾明慶)が繁華街でケンカ騒動を起こし逮捕され、福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)は警察に呼び出された。帰ってきた岡を神部(瀬戸康史)らが責めると、社員のあいだでギクシャクしはじめた。萬平は人を使う難しさを痛感すると、不満がたまっていることを察した福子は慰労会をしようと提案。タカ(岸井ゆきの)がハーモニカで演奏を披露すると、福子は英語で歌を、鈴(松坂慶子)は国定忠次を演じた。最後は萬平が夫婦漫才を披露すると岡ら社員に笑顔が戻った、という内容だった。