女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の14日に放送された第39話の平均視聴率が20・9%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、塩の品質が劣っているとされたことにショックを受けた萬平(長谷川博己)は、手間がかかるが純度の高い塩を作るように社員に伝えた。徐々に生産量が落ちていくのと同時に、食事も麦飯一杯にたくわんと質素なものになり、社員はへとへとになっていった。なんとかしようと福子(安藤サクラ)は、再度、水島ハナ(呉城久美)の夫の所へ出向き、「最後にします」と言ってお金を借りようとした。そこで了承を得たが、ハナからは「このままでは潰れてしまうわよ。塩作りは萬平さん。経理はお母さん。あとは全部は福ちゃんがやらないと」と忠告を受けた、という内容だった。