女優の赤木春恵さんが29日に心不全のため94歳で亡くなったことを受け、赤木さんが90年から13年まで出演したTBS系「渡る世間は鬼ばかり」のプロデューサー石井ふく子さん(92)が、同日、日刊スポーツの取材に赤木さんへの思いを語った。

石井さんは「森光子さんの紹介で知り合い、もう60年近い付き合いになります。ドラマが始まった90年当時、泉ピン子さんや角野卓造さんもまだ若かったので、赤木さんは無くてはならない存在でした。入院していたとは聞いていましたが、そんなに悪いとは知らず見舞いに行けてません。悪いと知っていたら行ったのですが。寂しいです」。

さらに「みんな赤木さんをママと呼んでいました。『ママ、お願い』と言ったら何でも(仕事を)引き受けてくれました。もうママがいないと思うと寂しいです」と続けた。

13年のドラマ出演後、何度か食事をしたが、最後に会ったのは覚えていないくらい前という。