俳優ユースケ・サンタマリア(47)が主演する日テレ系朝ドラマ「生田家の朝」(10日放送開始、月~金曜午前7時50分ころ)の制作発表会見に出席した。

同作は日本テレビ65年を機に立ち上がったドラマ制作プロジェクトで、福山雅治(49)が企画プロデュース、バカリズム(43)が脚本を手がけている。どこにでもいる普通の家族の朝を描く7分ほどの作品で、全13話となっている。

ユースケは、ごく普通のサラリーマン生田浩介を演じ、妻の早苗役を尾野真千子(37)、中1の娘・美菜役の関谷瑠紀(12)、小1の息子・悟役の鳥越壮真(6)はオーディションで合格したメンバーだ。

ユースケの同局ドラマ主演は23年ぶり。「福山さんプロデュース、バカリズム脚本は変わっているし、朝ドラ、しかも2週間限定。『なんじゃこりゃ!』ですよね、いい意味で。やったことがないことをやるのは好きです」と話した。キャスティングについて、「俺のほかにいるだろうと。朝から死に神みたいな俺でいいのかと思った」と笑った。「でもそこに真千子ちゃんと屈託のない子ども2人がいれば、俺の陰な感じ、深夜のテイストがあってもおもしろくなるのかなと思った」と自己分析した。

尾野は「日テレの朝ドラでしょう。不安しかなかった。けんか売ってるのかなって。でも台本を読んで、絶対楽しくなるという予感はありました」と話した。

ドラマ主題歌「いってらっしゃい」の歌詞はドラマの内容とリンクしている。福山は「日本の朝を支えているのはママだと思って、ママ目線の歌詞になっています。毎日朝が来て、平和が繰り返されることが大切。これが、このドラマのメッセージだと思っています」と話した。

脚本を手がけたバカリズムは「本当に福山さんから話が来て、社交辞令のない人なんだ」と笑い、「ドラマは夜のイメージしかなくて、十股不倫の話とか書いていたけど、新鮮な気もちで書けました」と話した。