演歌歌手五木ひろし(70)と天童よしみ(64)が9日、開場60周年を迎えた大阪・新歌舞伎座で、記念特別企画「五木ひろし 天童よしみ 初春歌合戦」(2月10日まで)の初日を迎えた。
それぞれのバンドを従え「2人紅白歌合戦」を思わせるセットで名曲を披露した。本家のNHK紅白歌合戦では平成30年間で“皆勤賞”だった五木は、昨年末に出場した平成最後の紅白を振り返り「歌は命」と、熱い思いを語った。
昨年の大みそかの紅白には五木、天童がそろって出場し、それぞれ豪華なコラボも披露した。48年連続48回目の出場だった五木は「DA PUMP」らをバックに「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」を披露した。
「『VIVA・LA・VIDA』を選んでいただいたのがとてもうれしかった」と話した五木は「作ってくれた(作詞の)なかにし礼さんが一番喜んだ」と明かした。がんで闘病経験のあるなかにしさん(80)が「命のありがたさを知って(作った)ある意味『実話の詩』」と五木は表現し「紅白で(同曲を)歌うことが礼先生の一番の願いだった」。
歌唱曲に決まった時はすぐに喜びを報告したという。「詩を書かれる方も曲を作る方も歌う人も、それぞれいろんな思いがある。歌手にとって歌というのは『命』。されど歌でも命を懸けて歌っている」と熱い思いで「そういう気持ちをみんなで1人1人がそれぞれに持っていると、より聞いてる方々に伝わっていく。これからもそういう思いで歌っていきたい」と、五木流の情熱を語った。
本公演は、同劇場で2人がダブル座長を務める初の公演で「日本人が愛した歌」「歌は永遠の翼」の2部で構成される。ソロやデュエットなど2人合わせて30曲以上に及ぶ昭和、平成の名曲を歌い上げる。
約4時間の初日公演を終えた五木は「この分だと(公演のある)31日間、無事にやっていけると思います」と、長丁場にも体力に自信を見せた。大先輩である五木との公演が念願だったという天童は「(初日は)スペシャルな1日だった。時間を忘れて、あっという間でした」と感激していた。舞台では紅組と白組のバンドが分かれて演奏していた昔の紅白を思わせるように、両サイドに五木と天童のバンドが分かれて演奏を行う。天童は「新鮮な感じ。超豪華です」とうれしそうに話していた。



