第61回ブルーリボン賞の各賞を20日、東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)が発表した。舘ひろし(68)は「終わった人」(中田秀夫監督)で主演男優賞を受賞。石原裕次郎さん、渡哲也も受賞したブルーリボン賞に名を刻んだ。授賞式は2月6日に、東京・霞が関のイイノホールで行われる。

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松坂桃李(30)は、「孤狼の血」(白石和弥監督)での助演が評価されての受賞を「今のマネジャーさんから『助演の枠は主演よりいっぱいある。より難しい』と言われてました」と喜んだ。広島大出身のエリート刑事役。先輩の大上(役所広司)のやり方に疑問を覚えながら、葛藤し続ける役どころで、感情の起伏を絶妙に表現した。小栗旬、妻夫木聡らの先輩世代、菅田将暉や福士蒼汰らの後輩世代と比較し、自分や岡田将生らの世代は「粛々世代です」と謙遜する。「上も見て下も見てきて、両側から刺激をもらって頑張っています」と明かした。