昨年の12月20日に両足の手術を受けた演歌歌手神野美伽(53)が24日、復帰報告会見を都内で行った。

マネジャーに手を差し伸べられて歩く場面もあったが、日常生活では一昨日、松葉づえからつえ1本の使用に変わるなど、回復は順調な様子。晴れやかな表情で「お礼と現状報告をします」と切り出した。

約3年前から足に痛みがあったが、痛みが激しくなった1年前に左足の甲の一部が空洞化する「リスフラン関節症」と診断され、手術を決意した。手術前の検査で、右足の脱臼と外反母趾(ぼし)も判明。右足も同時に手術した。奈良県内の病院で行われた両足の手術は、4時間以上に及んだという。「痛みに強い方ですが、正月早々、初めて病室で泣きました。不安で」と振り返った。また昨年夏、背中に痛みを覚え、骨折していたことも明かした。

4日に退院し、都内でリハビリに努めている。「まだ痛みはあります。特に左足は相当痛みがあるし、腫れていますが、とにかく仕事をすることが早く治る。ステージに立つ方が早く治ると思っています」と仕事への意欲を見せた。

25日にNHKのラジオトーク番組の収録から仕事復帰。27日に千葉県内で行う公演でステージ復帰する。体調については「まだ100%ではない」としながらも「手術をした以上、今までと変わっていないと意味がない。まだ足袋や草履、ハイヒールは履けないし、着物を着られないですが、つえを持って歌う姿は見せられません」と意気込んだ。