宮崎駿、岩井俊二両監督のCGスタッフとして知られる桜木優平氏が初監督したアニメ映画「あした世界が終わるとしても」が公開され、26日、都内で舞台あいさつが行われた。

異次元の日本を舞台にした意欲作。主演の人気声優、中島ヨシキ(25)は「僕はあっちの世界の住人を演じたし、たくさんの個性的なキャラが登場して、もっとセリフをしゃべりたい、しゃべらせたいと思いました。もったいないくらい密度の濃い作品です」。ヒロイン役の千本木彩花(23)も「SFらしいオタク気質のキャラも出てきます。楽しんで下さい」と続けた。

桜木監督は「初監督は公開後の方が緊張するって初めて知りました。みなさんの反応が怖い。製作中はスタッフがどんどん遊び出して、そんな部分も生かしました」と緊張気味に話した。

主題歌はあいみょん(23)が担当。中島は「昨年、詞を読んだだけでグッときました。その直後に(NHK)紅白(歌合戦出場)が決まって、やっぱりというか、さすがというか」と振り返った。桜木監督と岩井監督のトークショーが2月6日、東京・新宿ピカデリーで行われる。