長年にわたり茶の間に親しまれてきたTBSの2時間ドラマ枠「月曜名作劇場」(月曜午後9時)が3月いっぱいで終了することが30日、分かった。近年、民放各局で2時間ドラマ枠の終了が相次いでおり、今回の編成で各局の2時間ドラマのレギュラー放送枠が消滅する。

同局の2時間ドラマ枠は82年4月10日にスタートした「ザ・サスペンス」から「月曜ミステリー劇場」、「月曜ゴールデン」などタイトルを変えながら放送を続けてきたが、約38年で幕を閉じる。

同枠は、17年3月に亡くなった渡瀬恒彦さんから内藤剛志(63)にバトンタッチした「十津川警部シリーズ」や小林稔侍(77)の「税務調査官・窓際太郎の事件簿」、平岡祐太(34)の「浅見光彦シリーズ」など多数の人気シリーズを生み出し、視聴率も2桁を記録するなどファンも多い。関係者は「視聴者層の多様化とニーズに応えるための前向きな理由と聞いている」としている。

一方で、人気シリーズについては今後も単発スペシャルとして放送は続けていくとみられる。また、後番組としてはバラエティー番組などが候補に挙がっているという。