絵本作家としても活躍するキングコングの西野亮広(38)が、絵本の印税でラオスに小学校を建設することを発表した。

西野は8日更新のブログで、先月出版した最新作「チックタック 約束の時計台」の印税の使いみちについて言及し、同作の舞台のモデルとなったラオスの「ララ村」に小学校を建設することを明かした。

西野は昨年3月に同地を訪れ、現地の人々と触れ合っていた。同時に、現地が抱えている貧困などの問題も目の当たりにし、支援することを決意したという。

当初は「文明が行き届いていないのにたくさんの笑顔を見せる子供達を見ると、『ここに小学校を建ててもよいのか?』という疑問が生まれてきて、去年は小学校の建設を見送りました」と迷いもあったが、村の人々や子どもたちから「安全な環境で勉強をさせたい。学校が欲しい」「もっと勉強がしたい」との声を聞き、「彼らが求めているのであれば、僕の考えを挟む余地などないので、『チックタック 約束の時計台』の印税で、ラオスの『ララ村』に『小学校』を作ることに決めました」と経緯を説明した。

続けて「『それもこれも絵本の広告だろ!』という批判もきっとあると思うのですが」と予想した上で、「たしかに広まった時点で『絵本の広告』になってしまうので、それに対しての反論はありません」としたが、「たった、その程度の批判を受けるだけで、ラオスの子供達に『安心して学べる環境』をプレゼントできれば安いもんです」とつづった。