ビートたけし(72)が妻幹子さん(68)と協議離婚していたことが12日、分かった。以前から、話し合いが続けられており、このほど結論が出た。80年に結婚(正式な婚姻届提出は83年)し1男1女をもうけたが、39年後には別々に歩む人生を選択した。会見や書面などでのコメントの予定はない。

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所属事務所は「離婚が成立したことは事実」とした。成立した時期などは明かしていない。なお、一部で報じられた「5月に離婚成立」は否定している。関係者は「2人にとって前向きな離婚」ととらえている。現段階では、再婚の可能性はないという。

独特な結婚生活だった。事実婚期間を含めた39年間のうち、ほとんどが別居というスタイル。2人は月に数回食事をしながら近況報告したり、誕生日などの節目にも会うなどして、互いの存在を確認していた。しかし、ここ数年は会う回数も減っていたようだ。

何度も危機はあったが、離婚という言葉が現実味を帯びて浮上したのは5年前だった。14年7月に「週刊文春」が、たけしが当時40代の女性と同居し「カミさんに全財産渡して一緒になる」と、離婚を口にしていると報じた。財産は100億円とされたが、たけしはレギュラーのTBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(土曜午後10時)で「『100億円払って離婚』なんて、100億円あったらそんなことしてるワケないじゃねーか!」と笑い飛ばした。

しかし、昨年3月にたけしがオフィス北野を独立し、代表をつとめるT.Nゴンに移籍した際、5年前の離婚危機の際に同居が報道された女性が、ビジネスパートナーとしてT.Nゴンの取締役に名を連ねていることが分かった。公私ともにたけしを支える女性の存在が明確になり、離婚は避けられない状況であったともいえる。

今年1月、一部で離婚調停が報じられた時は、同番組でたけしは「調停なんか終わってるよ。バカヤロー! あとはハンコ押すだけだ。もう、何百億も取られちゃうよ」と発言。調停は否定したものの、離婚へ向けての意思を示した。

書面でのコメント、会見はないが15日には「新・情報7DAYS ニュースキャスター」に出演予定。たけしが離婚を自分の口でどう報告するか注目される。