渡辺謙(59)主演のミュージカル「王様と私」(11日~8月4日)の初日前取材会が10日、東京・渋谷の東急シアターオーブで行われた。1860年代のシャム(タイ)を舞台に、渡辺演じる王様と、英国から来た家庭教師(ケリー・オハラ)の交流を描いた名作ミュージカルで、15年にブロードウェーで幕を開け、ケリーはトニー賞主演女優賞を受賞した。18年にはロンドンでも上演された話題作の日本初上陸となる。
渡辺は、「日本初上陸ですね」という取材陣に問いかけに、「ゴジラじゃないんだから」と苦笑しながら、「ケリーを日本のお客さんに見せてあげたかった。形を深めながら作ってきたカンパニーを日本に届けられるのは、誇りです」。
ケリーも「渡辺さんの母国でやりたいと思った。渡辺さんとのコラボはベストだと思う」と自信をみせた。
15年のコンビ初演から回数を重ねただけに、渡辺は「ノールック、ノーサインでやっている。バッテリーで言えば、何を投げても捕ってくれるし、いい球を投げ返してくれる。一番尊敬する女優さんです」と言えば、ケリーも「渡辺さんにはパワーを感じるし、今までにない、特別の王様です」と信頼を寄せる。
せりふは英語で、字幕での上演となるが、渡辺は「日本の俳優が日本で英語でやることに戸惑いもあったけれど、まずケリーを見せたかった。彼女ほどのトップスターが来日することはあまりないから。今は興奮というか、期待感がある。これを総集大成の公演にしたい」と意気込んだ。



