J・J・エイブラムス監督が、12月20日全国公開予定の「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」について、2016年に急死したキャリー・フィッシャー演じるレイア姫が同作の中心になると明かした。

エイブラムス監督は米情報番組「エンターテインメント・トゥナイト」のインタビューで、「レイア姫なしでは、スカイウォーカー英雄伝説の結末を描けなかった」と語った。

さらに、「代役を見つけることなど絶対にできなかったし、CGのキャラクターも嫌だった。それで、使用できる彼女の映像があることに気づいたので、それに合わせてシーンを書いたら、この作品で大活躍する役が出来上がった。この作品の彼女は最高に素晴らしい」と説明。

「今でも、たぶん今まで以上に、キャリーがこの世を去ったということが僕には信じられない。彼女が映画の中に、まだ生きているからだ。彼女は、新作での重要な役割を誇りに思うはず」と語り、フィッシャーの死を惜しんだ。

同作はシリーズにおける実写映画本編の第9作品目で、レイを主人公とする続3部作の第3章「エピソード9」に当たる完結作。

マーク・ハミルがスカイウォーカー役で続投するほか、カイロ・レン役をアダム・ドライバーが、レイ役をデイジー・リドリーが、フィン役をジョン・ボイエガが演じる。リチャード・E・グラント、ケリー・ラッセルらも新キャストとして加わっている。(ニューヨーク=鹿目直子)