NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の第2話が1日に放送され、関東地区の平均視聴率が19・2%だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回の視聴率は朝ドラ5作連続20%超となる20・2%だった。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務めるが、本格的な登場は第2週以降。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、昭和22年、9歳の喜美子(川島夕空)が、父の常治(北村一輝)母のマツ(富田靖子)と2人の妹と共に大阪から信楽にやってきた。喜美子は転入した小学校に向かう途中、野生のタヌキと出くわした。後をついて行くと、地面を掘る男(村上ショージ)と出くわした。話を聞くと、陶芸家で焼き物を作る土を集めているということだった。ただの土が売り物になると知った喜美子は驚き、興味を持った。そして小学校に行くと、読み書きできない喜美子は、アホ呼ばわりした熊谷照子(横溝菜帆)から友だちになってあげると言われた。その頃、大阪にマツの服を売りに行っていた常治は、暴漢に襲われ倒れている1人の男と出会った、という内容だった。