女優宮本信子(74)が14日、都内で、映画「真実」(是枝裕和監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は母と娘の関係を描いた日仏合作品。

日本語吹き替え版で主演カトリーヌ・ドヌーブ演じる大女優ファビエンヌを担当した。実写版の吹き替えは初めて。この日、日本語版吹き替えキャストとして、宮崎あおい(33)佐々木みゆ(8)と是枝裕和監督(57)も登壇した。

宮本は吹き替え版のオファーをもらったが、「是枝監督から直接指導があると思ったら違うのよね。あおいちゃんもそう思っていたでしょう」と笑顔でチクリ。是枝監督も恐縮し「吹き替え版の演出がいて…。何かの手違いで伝わってなかったんですね」と困り果てつつも、「全部ギャガが悪いんです」とジョーク交じりに映画会社の名をあげ、笑いを誘った。

映画タイトルにちなんで最近知って驚いた「真実」を聞かれた宮本は、ラグビーW杯で初の決勝トーナメント進出を決めた日本代表をあげた。「日本はものすごく強いんだと。私は手のひらを真っ赤にして応援していました。頑張ってもらいたいです」と話した。宮崎も「私も昨日、拍手をしていました。『ヤッター!』って」と続けた。