女優の夏帆(28)が主演した映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」の舞台あいさつが16日、都内で行われた。12日の予定が台風で中止となり、「一番やりたかった役」という夏帆の思いもあり、急きょ舞台あいさつが実現した。

夏帆は「台風で被害に遭われた方がたくさんいて、1日も早い復興を願っています。私にとってこの映画には特別な思いがあって、友だちからは『等身大の夏帆が出てるね』と言われました」と笑顔を見せた。

この作品がデビュー作で、自身の体験を反映したという箱田優子監督(37)は「親友からは(自分が出過ぎて)みっともないね、と言われましたが、こんな風景が見たくて映画を撮りました」と満員の客席を見て、感慨深げだった。箱田監督の「感謝の手紙」に夏帆が涙を見せる場面もあった。

映画「新聞記者」で注目されたシム・ウンギョン(25)も出演。日韓実力派女優が競演し、働く女性の本音に迫る作品だ。共演の黒田大輔(41)も登壇した。