NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の24日に放送された第22回の平均視聴率が20・1%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)は、川原家に泥棒に入り給料の前借りするために父の常治(北村一輝)が大阪へやってくることを聞き動揺した。そして常治は仕事でと言って平常を装いやって来た。大久保(三林京子)を交え、久しぶりの親子の再会だったが、その場は緊張感に包まれた。常治と喜美子は前借りをどちらが切り出すか、大久保に隠れて押しつけ合っていた。大久保は何かを察知したのか、喜美子のこれまでの働きを話すと、夜な夜なやっていたストッキングの裁縫が内職だったことを明かした。そしてその内職で得たお金を喜美子に渡した。そして常治が信楽に帰る時間となり、喜美子は別れ際、内職でもらったお金を常治に渡した。さらに「荒木荘で頑張るわ。しっかりなるまで辞めへん。3年は信楽には帰らん」と父に告げた、という内容だった。