歌舞伎俳優松本幸四郎(46)が2日、東京国際映画祭で、シネマ歌舞伎「女殺油地獄」(井上昌典監督、8日公開)の特別上映の舞台あいさつに出席した。同映画祭でのシネマ歌舞伎上映は初めて。

昨年7月に大阪で上演した舞台を撮影したものをベースにしつつ、シネマ歌舞伎のために無観客の状態で撮影を行った場面もある。

幸四郎は「殺しの場面は、シネマ歌舞伎用に舞台にカメラが3~4台上がりました。緊迫した息づかい、着物がすれる音も録音するため、無音の状態で撮影しました」と振り返った。

編集にも関わって作品を完成させたそうで、幸四郎は「実際に上演した舞台よりおもしろいです!」とPRした。