闇営業問題で謹慎中だった雨上がり決死隊・宮迫博之(49)が29日、ブログ「宮迫です。」とYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を開設した。YouTubeでは謝罪動画をアップした。宮迫の肉声は昨年7月20日にロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)と開いた涙の会見以来193日ぶり。

この日、宮迫は午前10時にブログをアップ。「今の気持ち」と題し、冒頭、「この半年間、ご迷惑をおかけした皆様のこと、心配してくださった先輩方・後輩のみんな、相方の蛍原さん、何も言わずに側にいてくれた家族のことを、とにかくひたすら考えました」とつづった。そして「反省と葛藤を繰り返す中、自分にはお笑いしかない お笑いが大好きだ という気持ちはまったく揺らぎませんでした」と活動再開への思いを記した。

YouTubeでの活動再開については「自分を表現する場所がほしい 何からでもいいからチャレンジさせてほしい 1から頑張ってみたい という思いから」と説明。まだテレビ復帰のめどはついていないとしたが、「いつか蛍原さんの隣に戻りたい コンビに戻りたい この気持ちがあるから前に進みたいです」とし、「批判の声も、喜んでくださる方々の声もすべて受け止めていきます」とつづった。

YouTubeでは「宮迫博之よりご報告」と題して、約7分の謝罪動画をアップした。

白い丸首シャツに黒のジャケット姿の宮迫は「ご無沙汰してます。宮迫です。お騒がせした騒動から半年がたちましたけど、ここでご迷惑をおかけした全ての人にあらためて謝罪させてください」などと話して「本当にすみませんでした」と頭を下げた。

そして現状を報告。「僕は吉本興業さんとは契約を解除されている。(明石家)さんまさんの計らいで、さんまさん個人事務所に預かっていただいている状態です」として、吉本興業と話し合いを続けていることを明かし、吉本興業との今後については未定であると説明した。

そして「今の僕の思いは、大好きな番組のスタッフ、そして何より30年以上苦楽を共にした相方(蛍原徹)の横に戻りたいです。すごいわがままだと思うけど、戻りたいです。そのために今の自分ができる最大の努力をしていこうと思っています。それがいつになるのか、もしかしたら戻れないのかも知れませんが何でもします」と決意を語った。

この半年について「悩み、考えない日はなかった。引退して別の人生を歩んだ方がいいのかとか、何もせずに待っている方がいいのかとか、いろいろな事を考えました。その考えている中で、やっぱり…お笑いが好きなんですよ」と言葉を詰まらせた。

「仲間とお笑いやって、仕事して、それを見てくれた人が『元気をもらった』って、言ってもらうのが好きなんだ。この仕事を離れてみて思った。この仕事が好きなんだなというのを実感しました。今の僕に、皆さんに恩返しできることはなんなのかと考えた時に、YouTubeという場所に出会いました。僕は正直、テレビの人間です。YouTubeを敵として見ていた側の人間です。でも、表現する場所として、この場所が、僕にとって一番自分を出せる場所だと思ったので、YouTubeという場所を選ばせてもらった。長い付き合いの仲間から『YouTubeに出るなんてやめてくれ』とも言われました。でも、この場所で皆さんに認めてもらえるように、許してもらえるように一から頑張ります。チャンスをください」と訴えた。

そして「皆さんの意見がいろいろあることも分かります。それを真摯(しんし)に受け止めてこの番組で頑張っていきます。よろしくお願いします」と、最後にもう1度頭を下げた。

YouTubeは人気ユーチューバーのヒカルとコラボしているという。

その後、午前11時すぎに昨年12月1日以来のツイッターを更新。

「みなさま、ご無沙汰しております。宮迫博之です。このたび一連の騒動に関しまして、いろんな方にご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。今思っている気持ちを素直にまとめました。もしお時間がある方は見ていただけると幸いです」と記した。

宮迫は昨年6月に発覚した闇営業問題で、当初は否定したがギャラを受け取っていたことが明らかになり、所属していた吉本興業から謹慎処分を受けた。同7月19日には契約解消となり、翌20日に田村亮と会見して吉本興業の体制などを批判していた。