タレントで歌手の中川翔子(34)が、2011年に大津市立中学2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因だとして、男子生徒の両親が元同級生らに損害賠償を求めた控訴審判決について、「遺族に鞭打つような判決に絶望した」とつづった。

大阪高裁で佐村浩之裁判長は、昨年2月の一審判決と同様に、いじめと自殺の因果関係を認めたが、賠償額については、両親側にも家庭環境を整えられずに男子生徒を精神的に支えられなかった過失があるとして、過失相殺が必要だと判断。元同級生2人に計約3750万円の支払いを命じた地裁判決を変更し、2人に計約400万円を支払うよう命じた。

中川は29日、ツイッターで判決に言及。「加害者を守り被害者を責める、こんな世の中なら希望を持てなくなる」「やられた方が悪い、被害者に過失がある、ということだと言ってるようなものだろうこんな判決なら、加害者がやったもん勝ちだというのか? いじめは、人を死に追いやる事のある犯罪。犯罪した者が守られて、死に追い詰めた側がこんなかたちで守られて。遺族に鞭打つような判決に絶望した」とつづった。