シンガー・ソングライター吉田拓郎が、きょう10日から月に1回レギュラー放送するニッポン放送「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」(金曜午後10時)の初回収録を、自宅からテレワークで行ったことが10日、分かった。

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、拓郎の発案で番組スタッフと協議して決めた。自宅の仕事部屋で1人でマイクに向かい、2時間以上収録。素材を番組ディレクターに送り、BGMやSE(効果音)を入れて完成させるスタイルで実施した。

自宅の部屋とあって、リラックスした様子の内容。ギターで即興の弾き語りも披露している。番組関係者によると、デジタル機器に詳しい拓郎らしく、届いた音源は技術スタッフも驚く品質だったという。

拓郎は「今は誰もが恐怖と闘っている。でも心はひとつなんだ。何も役には立たないけれど、その中でもやれることはやろう。僕はこの方法を選んだ。『よし! 自宅から番組を』。マイク選び、録音ソフト…いろいろ試して『これならイケル』。ディレクターのT君にファイル転送、聴いてもらった『OKです』。皆さん今回は自宅の僕の部屋からお送りする吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLDです」とコメントしている。