TBSが東京・港区赤坂の旧局舎跡地で運営するライブハウス「マイナビBLITZ赤坂」が、9月22日で閉館すると2日、公式サイトで発表された。TBSは1月30日に発表した「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の中で、マイナビBLITZ赤坂を観覧機能付きスタジオに刷新し、同局に親しむリアルな場としていく計画を発表しており、マイナビBLITZ赤坂公式サイトは「『赤坂エンタテインメント・シティ構想』に伴い閉館いたします」とした。

赤坂BLITZは、1996年(平8)4月16日に開業し、同日に米ハードロックバンド「MR.BIG」がこけら落とし公演を行った。邦楽では同26日に電気グルーヴが公演を行ったのが最初となる。2003年(平15)に、赤坂サカス(08年3月開業)などを開発した「TBS赤坂五丁目再開発計画」によって、03年9月5日のDragon Ashの公演をもって閉鎖され、08年3月20日に再オープンし、同20日と21日にKREVAがこけら落とし公演を開いた。17年11月1日にマイナビがネーミングライツを取得し「マイナビBLITZ赤坂」となった。再オープン前に代替施設として04年11月14日に横浜・みなとみらいで開業した横浜BLITZは13年10月14日に閉館している。

公式サイトには「1996年開業から2003年までの初代赤坂ブリッツ、2004年から2013年までの横浜ブリッツ、そして2008年から現在のマイナビBLITZ赤坂と24年間国内外のアーティストによるライブ、多様な出演者によるイベントを提供させて頂き関係者様、出演者の皆様、お客様にご愛顧を頂きまして誠に有難うございます。皆様のご協力により『ライブの聖地』として、更には『ライブハウス文化』確立に貢献させて頂きました。感謝いたしております。最後までよろしくお願いいたします」と感謝のメッセージがつづられた。

マイナビBLITZ赤坂は現在、新型コロナウイルス感染予防と拡大防止対策として6日まで休館となっている。