19日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」で、炎天下リポートを続けられなくなった女性ディレクターに安藤優子キャスターが中継続行を指示して批判が寄せられた件で、同局は20日、日刊スポーツの取材に対して「今回の経験を今後の番組制作に活かしてまいりたいと考えております」とコメントした。また「中継を担当したディレクターに熱中症の症状はなく、体調に問題はございません」とした。

リポートは炎天下の京都・渡月橋の様子を伝えるもの。女性ディレクターは手元の温度計が40・1度であることを示し「かなり暑くてフラフラしてきました」などと紹介していたが、途中から言葉が続かなくなった。「暑くてボーッとしています」と話し、リポートを断念して「(スタジオに)お返ししておきますね」と安藤キャスターに託した。

これに対し、安藤キャスターは「もう1回お返ししていいですか」と再びリポートをするよう指示。「フラフラ」という女性ディレクターは「返しちゃいますよね…。そうですよね…」と立ち往生した。俳優高橋克実が「休憩した方がいい」と割って入り、カンニング竹山ら出演者が「早く車に入って休んで」と訴え、カメラが遠景を映す間に女性ディレクターはフェードアウトした。

この放送後、熱中症の可能性が疑われる中で、リポートの続行を指示したことに批判が寄せられた。また、炎天下でのリポートそのものへの疑問も多く寄せられた。