俳優伊勢谷友介容疑者(44)が8日、東京都目黒区の自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反容疑で警視庁に現行犯逮捕された。

伊勢谷容疑者の逮捕を受けて、同容疑者が19年に設立し、学長に就任していたLoohcs(ルークス)高等学院の公式サイトは8日夜、運営会社Loohcs株式会社の斎木陽平代表取締役名で謝罪文を発表した。

「本日、当社Loohcs株式会社の取締役でありLoohcs高等学院学長の伊勢谷友介が逮捕されたという報道がございました。現在、当社といたしましても事実確認を進めており、対応を協議しております。現時点で当人とは連絡が取れておりませんが、新たな事実関係が明らかになり次第、速やかに発表させて頂きます。まずは学生、保護者のみなさま、株主、関係者の皆さまに大変ご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」

斎木代表は「伊勢谷とは、2年前より、Loohcs高等学院の運営において、ビジョンやミッションの構築において助言を受け、教育理念をともに作ってきたと認識しております。また、Loohcs志塾においては、ホームページに掲載するなど広報の一翼を担ってきたと認識しております」と、伊勢谷容疑者との関係性と経緯を説明した。その上で「その伊勢谷がこうした事態を招いておりますことにつきましては当社としても誠に遺憾であり、また教育事業を行うものとして、その責任を痛感しております」と反映した。

ルークス高等学院の運営については「学校の運営に関しては、特別授業などを除いて通常時に学長である伊勢谷が関与しておらず、現在の運営においても伊勢谷の逮捕による実務的な影響はございません」と問題ないことを強調。「学生への心理的影響を少しでも和らげられるように、教員一同で取り組んでまいります。こうした状況にいたりましたことを、重ねてお詫び申し上げますと共に、なにとぞご理解を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます」と重ねて謝罪した。

ルークス高等学院は、19年開校。既存の教育システムとは一線を画し、担任を置かずに学生主導でビジネスやテクノロジーなどのカリキュラムを学ぶのと並行し、学生が自ら設定するなどしたプロジェクトに取り組む、新たな形態の高校として注目されてきた。