軽度の小脳出血で療養中の加山雄三(83)待望のニューアルバム「DEDICATED to KAYAMA YUZO」が12月2日発売されることが20日、分かった。オリジナルアルバムとしては13年ぶり。

同作は今年4月、芸能生活60周年を迎えた加山の記念アルバムとなる。アルバムタイトル「DEDICATED(ささげた)」をコンセプトに、加山の音楽に対するリスペクトが込められ、ゆかりあるアーティスト、バンドメンバーによって贈られ、制作された楽曲を収録している。

作詞・作曲にはMONGOL800のキヨサク、クレージーケンバンドの横山剣、斉藤和義、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトと真島昌利、リリー・フランキー、つんく♂、TUBE、BEGIN、奥田民生らの豪華メンバーが参加している。

新型コロナウイルスの影響で厳しいレコーディング状況となったが、自宅に機材を持ち込み、スタッフは防護服着用の最小人数で行った。

同作から甲本ヒロト作詞作曲の「愛しのキャンディマン」、真島昌利作詞作曲の「行こうぜBABY!」が21日、先行配信される。甲本は「かっこいいぜ! ロックンロールの若大将! 未来が輝くやりかたを軽々とやってしまう。永遠です!」。真島は「子供の頃、テレビで観た『エレキの若大将』にシビレたぜ! 僕にとって、そして多くの人にとって永遠のエレキの若大将! ぶっ飛ばしていこうぜ! ロックンロール!」とコメントを寄せた。

加山は先月29日、誤嚥(ごえん)により救急搬送。その際せき込んだことにより軽度の小脳出血を起こしていることが発覚し、現在も療養を続けている。