横浜流星と浜辺美波がダブル主演する日本テレビ系連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10時)の23日放送の第7話世帯平均視聴率が9・3%(関東地区世帯)だったことが24日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・6%、第2話は7・8%、第3話は8・2%、第4話は8・4%、第5話は9・2%、第6話は9・6%だった。

同作は同名の漫画が原作で、老舗和菓子店が舞台のラブミステリー。浜辺は和菓子職人の七桜(なお)を演じる。横浜は創業400年の老舗和菓子店の跡取り息子・高月椿(つばき)役を演じる。2人は幼なじみだったが、「容疑者の娘」と「被害者の息子」。15年前に七桜は、椿の父親の殺害事件に対する容疑者として逮捕された住み込みの職人だった母親の無実の罪を晴らすために、正体をかくしたまま、椿と結婚する。過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ合う姿が描かれる。

椿の母親で和菓子店のおかみ・今日子役を観月ありさが演じるほか、佐野史郎や高杉真宙、山崎育三郎、鈴木伸之らも出演する。

第7話で新進気鋭の和菓子屋「花がすみ」に、由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに衝撃を受けた光月庵の面々。名誉挽回のため、椿は次の週に迫った五月雨亭・新春園遊会の選定会に向け、久々に自分で菓子を作ることを決める。

そんな中、椿は週刊誌の記者から表向きには病死になっている樹(鈴木伸之)の死について真相を問われる。今日子が夫の不貞に逆上して刺したのではと聞く記者。椿は事件当日の今日子の行動を思い出していた。

一方、七桜は偶然栞(岸井ゆきの)に会い、店の名前にあぐらをかいて味を落とした光月庵には負けないと宣言する。今日子からの執拗(しつよう)な嫌がらせを受けていた七桜は、母の無念を思い、正当な後継ぎとして光月庵を乗っ取ると心に決める。そんな七桜をずっと支え、お店を出す支援もした多喜川(山崎育三郎)は、椿との関係を気にしながらも、七桜の背中を押す。

選定会が近づく中、椿はテーマの「月」を表現した繊細で美しい菓子を完成させる。椿の圧倒的な腕前に感動する一同だが、城島(高杉真宙)は腕がある椿が調理場から遠ざかっていることを不満に感じていた。

選定会当日、七桜は「雲1つない空に輝く月」を表現した菓子を披露し、審査員の心を奪う。勝敗を前に庭で椿を見つけた七桜は、まっすぐに近づいて行く。七桜は椿が調理場から遠ざかっていた、ある理由に気づき、心乱される。

数日後、大旦那(佐野史郎)の見舞いから戻った椿は、今日子が選定員の市議会議員・溝口(吉沢悠)に根回しをしていたことを知り、今日子への嫌悪感をあらわにする。一方、不正に気づいた七桜は、光月庵の牙城を崩そうと今日子と深い仲である溝口に近づいていた。急に頭角を現した「花がすみ」が気になる椿は、ある予感を抱いて店を訪れる。七桜と椿、運命の2人の再会を機に、椿を思う栞、七桜を支える多喜川の思いが交錯していく。