女優でフィギュアスケーターの本田望結(16)が第99回全国高校サッカー選手権大会の第16代応援マネジャーに就任したことが1日、分かった。

応援マネジャーはこれまで新垣結衣(32)北乃きい(29)川口春奈(25)広瀬アリス(25)すず(22)姉妹らそうそうたるメンバーが務め、ブレークの登竜門とも言われてきた。本田は「ずっと憧れていた夢。16歳の一番の夢でした。父が高校サッカーをやっていたので初めて恩返しができた気持ち。うれしいというよりもずっとやりたい気持ちの緊張が崩れて泣いちゃった」と振り返った。昨年度の決勝を父と観戦するほどの熱の入りようで「やりたいという気持ちが高まるとやっぱり不安になるのであまり考えないようにしていました。その場に自分がたつというのは今もまだ実感がない状態です」と思いを明かした。

自身もアスリートとして活動しているだけに「任せていただいたからには全力で前を向いて皆さんのサポートをしたいなと思っていますね。応援していただくことがフィギュア(スケート)をやっていると多いので、それだけ、応援の力っていうのを自分で分かっている。1人でも多くの選手の方の、頑張る源というか元気、理由になれば」。

自身はフィギュアスケートのチームに所属して活動してきた。学校の部活動の印象について「その学校を選んで出会える運命みたいなものを感じていて、1つの自分の若い頃の青春の時代を過ごすっていうのがすてきだなって思いますね」と憧れを示した。

応援マネジャー恒例のリフティングについては「まだ10回もできていません。負けず嫌いなので夜10時くらいに起きて3時間くらい練習したら太ももがアザだらけ…」とアスリートの気質をのぞかせつつ「10回、20回くらいできるようになりたい」と目標を語った。

自粛期間が明けて大会に出場し、演技ができる喜びを自身も感じたといい、「まず(大会が)開催されるということが素晴らしいことだと思う。当たり前じゃないことだと思うので」と実体験を踏まえコメント。「すごく偉そうだと思うんですけど…」と恐縮しつつ「感謝を忘れずに、頑張って欲しいなって思います」とアスリート目線を交えてエールを送った。

全国大会を放送する日本テレビの岡本和孝プロデューサーは本田の起用理由について「今年、新型コロナウイルスの影響が予想される『第99回全国高校サッカー選手権大会』の応援マネジャーをどのような方にお願いしたら良いか考えた時に、タレントさんであると共に、アスリートとしての経験がある方にお願いをしたいと考えました」と説明。

本田は今シーズンからシニアに参戦しており、12月に開催される全日本選手権出場を目指している。「学校が休校となった時にどのように競技に向き合ったのか、家族や周りの方々からどんなサポートがあったのか。高校サッカーの全国の舞台を取材した時に、実際にプレーしている選手だからこそ感じられることがあり、またそれを視聴者に伝えていただけるのではないか」と期待した。

全国大会は12月31日に開幕、決勝は来年1月11日に行われ、日本テレビ系で放送される。

◆本田望結(ほんだ・みゆ)2004年(平16)6月1日、京都府生まれ。3歳でフィギュアスケートを始める。16年、第39回京都府民総合体育大会・女子シングルジュニア幼年女子の部優勝、18年全日本ジュニア選手権12位など。また10年、ピザハットのCMで芸能界デビュー。11年、日本テレビ系連続ドラマ「家政婦のミタ」でブレーク。同年のフジテレビ系「マルモのおきて」など出演。17年10月からカンテレ「こやぶるSPORTS」(土曜午後5時)でアシスタントなど。「本田望結21年カレンダー」発売予定。

<歴代応援マネジャー>

初代堀北真希さん (第84回全国高校サッカー選手権大会)

2代目新垣結衣 (第85回大会)

3代目北乃きい (第86回大会)

4代目逢沢りな (第87回大会)

5代目川島海荷 (第88回大会)

6代目広瀬アリス (第89回大会)

7代目川口春奈 (第90回大会)

8代目大野いと (第91回大会)

9代目松井愛莉 (第92回大会)

10代目広瀬すず (第93回大会)

11代目永野芽郁 (第94回大会)

12代目大友花恋 (第95回大会)

13代目高橋ひかる (第96回大会)

14代目清原果耶 (第97回大会)

15代目森七菜 (第98回大会)