女優南果歩(56)が17日、都内で映画「脳天パラダイス」(山本政志監督、20日公開)の公開直前プレミア試写会に出席した。

同作は東京郊外の高台にある一軒の大豪邸・笹谷家が舞台。「今日、パーティをしましょう。誰でも来てください。」というツイートをきっかけにさまざまな客が次々とやってくるなかで巻き起こる騒動を描いた物語。

「自分の殻を1つ2つ3つくらい打ち破りたい」という思いで参加したという南は「映画館、劇場に集まって映画を観るという時間が戻ってきて本当に幸せです」と喜んだ。

内容については「絶対に実人生ではやってはいけないことだらけ。虚の世界ではそれが私たちやっていいんですよね。現実をちょっと離れたところで気分転換したり、発散するというところではとてもいい映画」とアピール。「想像力だけは制限がかけられないと思う。ちょっとしたイマジネーションのヒントというか引き金になったらいいなと思います」と続けた。

主演のいとうせいこう(59)は「この映画を4文字熟語でいったら『不要不急』」と笑わせて、「今の世の中は感動があふれている。『全然感動しないから一緒に行こう』と誘ってほしい」と独特の表現で呼び掛けた。

南も最後に「大事な注意点です。これはR-15(指定映画)です。この自由な世界を皆さんには楽しんでいただきたいんですけど、良い子の皆さんは絶対にまねしないでください」といたずらに語りかけた。

イベントには田本清嵐(そらん=29)小川未祐(19)山本監督も出席した。