サザンオールスターズが12月31日、無観客配信ライブ「ほぼほぼ年越しライブ2020『Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!!嵐を呼ぶマンピー!!~』」を開催することが26日、分かった。会場は横浜アリーナで、同所での年越しライブは14年以来6年ぶり12回目。

6月の無観客配信ライブ「サザンオールスターズ 特別ライブ2020『Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~』」は推定視聴者が50万人を超え、多くの話題を集めた。新型コロナウイルスの影響で、エンタメ業界も大打撃を受け、異例の年となったが、1年の締めくくりに、サザンが「音楽の力」で日本中を笑顔にする。

桑田佳祐(64)は「皆さん、毎日本当にお疲れさまです。今年は日本のみならず世界中の人々にとって、非常に大変な年になってしまいましたが、こんな1年だったからこそ、『新しい年は皆様と一緒に迎えたい!!』と思い、12月31日、大みそかに我々サザンオールスターズは、再び横浜アリーナより無観客配信ライブをやらせていただきます」と報告。

ライブタイトルにある「『ほぼほぼ』年越し」は「メンバーやスタッフも、お客さんと一緒に、みんなで気持ちを1つに、サザンライブを見て過ごすのはどうか」という桑田の提案で、事前収録が決まったため、名付けられたという。8月に右肩の手術を受け、音楽活動を休止していた、ドラムの松田弘(64)のライブ復帰1発目を大切にしたいという思いも込められた。

本来なら、観客と一緒に年を越したい意向だったが「『やっぱりサザンてステキやわ(なんでハンナリ!?)』そして『ライブはエエなぁ(だからなんで関西弁!?)』と思っていただけるよう、精いっぱいやらせていただこうと思っております!!」と意欲を示し、通常と変わらないライブを約束。

続けて「今年は“ニューノーマル”な“ほぼほぼ年越しライブ”ではありますが、ぜひ、皆様それぞれ、思い思いに楽しんでいただければ幸いです!!」と“新しい年越し”への思いを語った。

ライブには、外出せずに、家で年を越そうという思いも込められている。そのため、事前収録したものを大みそかの22時から約2時間半にわたり配信する。サザンにとっても、視聴者と一緒に、自身のライブを見ながら年を越すのは初めてとなる。ライブの最後には、疫病退散と無病息災を祈念し、「みんなで上げよう!!全国Keep Smilin’花火」と称した花火も打ち上がるといい、「ファンの皆様も、支えてくれているスタッフも、今回花火を打ち上げてくださる花火師の皆様も、気持ちを1つに、同じこの『ライブ』を一緒に見ながら2021年を迎えましょう!!」と呼び掛けた。

最後に、桑田は「ミスター長嶋の言葉を借りて、ここに宣言いたします。“ライブは永遠に不滅です!!”(意外と普通か…)。Keep Smilin’!!」と桑田節で結んだ。

同ライブは、来年1月7日午後11時59分まで見逃し配信もされる。