9月に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕、起訴された俳優伊勢谷友介被告(44)の初公判が1日、東京地裁で開かれる。

著名人が被告の薬物関連公判は、少ない傍聴席整理券を求め多くの傍聴希望者が集まり、同地裁の場合、近くの日比谷公園で整理券を交付されることもあるが、今回は伊勢谷被告の初公判の傍聴整理券は、同地裁内で行われ、午前9時20分に締め切られた。

リストバンド方式で行われた整理券の交付は、コロナ対策で、通常はスタッフがリストバンドを取り付けるが、希望者自らが付ける形で“接触”を回避。列も滞留することなく、交付が行われた。裁判が開かれる102号法廷の傍聴席は98席あるが、報道席が20席程度見込まれる上、コロナ禍で前後左右1席ずつ空ける措置が取られており、今回は一般傍聴席35席に対して344人が並び、倍率は9・8倍だった。