東京・歌舞伎座「十二月大歌舞伎」が1日、初日を迎えた。

第1部は、片岡愛之助(48)尾上松也(35)による「四変化 弥生の花浅草祭」。TBS系「半沢直樹」に出演していた2人。愛之助は「ドラマの画面では1度も一緒になっていないので、やっと共演できます」と話している。11カ月ぶりの歌舞伎の舞台となる松也は「久しぶりに歌舞伎役者として舞台に立てることが非常にうれしく、ありがたく思います」としている。

第2部は中村七之助(37)市川中車(54)らによる「心中月夜星野屋」。落語が原作で、心中にまつわる男女のだまし合いをこっけいに描いた。「半沢-」で話題になった「~デス!」のせりふが中車から飛び出すと、客席も沸いた。

第3部は中村勘九郎、市川猿之助らによる「傾城反魂香」。

第4部の「日本振袖始」は坂東玉三郎が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に認定されたため、7日まで休演し、尾上菊之助が代役をつとめる。